九州のニホンリスは、環境省のレッドデータリストで「絶滅のおそれのある地域個体群」とされていますが、既に絶滅したか、絶滅寸前と考えられています。
狩猟による捕獲等の記録はあるものの、過去100年以上にわたり、標本や写真といった確実な生息情報がありません(安田 2007)。
もし九州にニホンリスが現在も生息しているならば、早急な保護対策が必要です。
九州でリスを目撃した場合は下記までご連絡ください。
ニホンリスの特徴
・背中は赤褐色〜灰褐色、腹部が白い
・頭から尾の付け根まで約20cm。
尾はふんわり太く、約15cm。
・日中に樹上だけでなく地上でも活動する。
車の前をすばやく横断する習性がある。
注:現在、熊本県宇土半島では、外来種のクリハラリス(タイワンリス)が定着して繁殖しています。クリハラリス(右の写真)も昼行性です。
九州には、他に滑空性のムササビとモモンガも生息していますが、夜行性です。
〜連絡先〜
〒860−0862 熊本県熊本市黒髪4−11−16
独立行政法人 森林総合研究所 九州支所 森林動物研究グループ
安田 雅俊(やすだ まさとし)
電話 096−343−3168
ファックス 096−344−5054
電子メール risusagashi@@gmail.com
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